カランメソッドのメリットとデメリットとは?
カランメソッドは、オンライン英会話で最近よく取り入れられている方法です。英語力が通常よりも4倍のスピードで伸びると話題なので、多くの方がカランメソッドを試しています。
今回は、そんなカランメソッドのメリットとデメリットについてご紹介していきます。
カランメソッドのメリット
まず、カランメソッドのメリットですが、まとめると以下のようなものがあります。
・文法が身につく
・リスニング力が上がる
・スピーキング量が多い
前回の記事でもお伝えしたように、講師はネイティブスピーカーが通常話すスピードよりも速いスピードで話します。1分に200語以上も話し、かつ、カランメソッドのレッスン中は質問も禁止。こういったことが重なり、普通のレッスンよりも英語の聞く量や話す量が増えます。
さらに、カランメソッドのレッスンでは、講師が英語できちんとした文法を繰り返し教えていきます。基礎の文法から少し難しい文法も扱っていくので、文法力も自然とついていきます。
カランメソッドのデメリット
カランメソッドのデメリットは下記のことが挙げられます。
・不自然な表現も含まれる
・意見をなかなか伝えられない
カランメソッドは、シーン設定が得にありません。ただある文章を繰り返すだけとなるので、不自然な文章になっていることがあります。
講師:(自分の耳を指しながら)Are these ears yours?
生徒:No, those ears aren’t mine. Those ears are yours.
こういった質問をされることがあり、そんな質問はいつするんだろう…と思うことがあるかもしれません。こうした質問は文法の練習であって、実際には使わないということも念頭においておくことがポイントです。
また、カランメソッドの答えは95%決まっています。そのため、自分の意見や考えを求められたときに、ちゃんと答えられるか…ということは難しくなってきます。
どんな学習法と組み合わせるのがおすすめ?
どんな英語学習法も全てを補えるわけではありません。カランメソッドにもメリットとデメリットがあるのは当然で、そのデメリットを補うには他の学習法と組み合わせるのがおすすめです。
スピーキング力を伸ばしたいなら…
オンライン英会話でカランメソッドをしながら、ディスカッションのあるレッスンにも参加するのがおすすめです。もしくは、英会話カフェを利用してみるのもアリです。
TOEIC対策をしたいなら…
基本的に、英会話ではTOEIC対策はできません。でも、リスニング力や文法習得はカランメソッドでもついていくので、TOEIC対策ならTOEIC対公式問題集などを購入し、繰り返し問題を解いてみましょう。
TOEICに必要なリーディング力や語彙力は、別で補っていくのが大切です。また、単語帳も活用するようにしましょう。
カランメソッドはこんな人にぴったり!
下記に当てはまるようなら、カランメソッドがおすすめです◎
・継続できる人
・正しい文法を英語で学びたい人
・文法は理解しているけど、英語がすぐに出てこない人
文法が少し間違っていても、講師はだいたい言いたいことを読み取ってくれます。でも、そのままの英語でビジネスに使うのはあまりよくないので、きちんとした英語を習得することが大切です。英語を英語で学んでみたい方は、カランメソッドを試してみてください。英語力がすぐに伸びるはずです。
カランメソッドのメリットとデメリットのまとめ
カランメソッドにもメリット・デメリットはあるけれど、学習法でそれぞれの目的に合わせて補えることが可能です。ある程度文法はわかっているけど、英語がすぐに出てこない方は、スピード感のあるカランメソッドを試してみてください。講師とのやり取りのなかで、英語力が身につくはずです。
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